投稿日:2018年3月31日|カテゴリ:バルプラスト・ウェルデンツ, ブログ, 診療日記

前歯を抜くことになってしまった場合に患者様が受けるショックは、

奥歯を抜くことになった時より大きいように思います。

 

大事な歯・・・って言う点では、奥歯も前歯も同じなんだけど、

やっぱり前歯は目立ちますからねえ。

「抜いた後、入れ歯が出来るまでどうなるんですか?」

「歯がないままで過ごさなきゃいけないんですか?」

 

 

大丈夫です!

ちゃんと仮の歯を入れますので、安心して下さい!

 

さて、本題です。

 

ウェストデンタルクリニックに入れ歯のご相談にいらっしゃる方の多くは、

バルプラストにするか?ウェルデンツにするか?

で、迷っていらっしゃいます。

左と真ん中がバルプラスト、右がウェルデンツ

 

実際、どちらもメリットデメリットがあるのですが、

今日は、前歯に特化してメリットデメリットをお伝えしたいと思います。

 

まずは、見た目!

コレ、前歯だとかなり重要ですよね。

 

笑った時、歯茎や歯の根元(歯肉に近い部分)が見える方の場合は、

バルプラストの方が目立ちません。

 

 

歯ではなく、歯肉部分にひっかけるようになっているからです。

<バルプラスト装着前>

 

<装着後がこちら>

 

<別の方、装着前>

 

<装着後>

 

 

ウェルデンツは、両隣の歯に引っかけます。

よって、笑った時に歯茎や歯の根元が見えるタイプの方だと、ちょっと気になるかもしれません。

 

ウェルデンツ装着前の写真です。

 

<装着後>

 

この写真ではわかりやすいように、器具で口唇を引っ張っているので余計に目立ちますが・・・(;゜ロ゜)

 

<別の方:ウェルデンツ装着前>

糸切り歯がない症例です

 

<ウェルデンツ装着後>

器具で口唇を持ち上げなければ殆ど目立ちません

 

 

反面、違和感の少なさに関してはウェルデンツに軍配があがります。

歯茎に当たるピンクの部分がないからです。

見た目より、違和感の少なさを優先したい方には、ウェルデンツの方がお勧めです。

 

 

長持ちするのはどちらですか?

というのもよくいただく質問です。

両隣の歯に特に問題がおきなければ、

ウェルデンツもバルプラストも同じように、長期間愛用していただけます。

 

ただ、両隣の歯が虫歯や歯周病などで抜歯になってしまった場合、

ウェルデンツは、もう今までの物は使えなくなり、新たに作り直しが必要となります。

 

バルプラストは、”増歯”と言って今までご使用の物に歯を追加して増やしてあげることができます。

両隣以外の部分でも、追加で歯を増やすことが出来るので

(追加で費用はかかりますが)

新規で作り直すよりは、経済的です。

 

~患者さんのNさんからいただいたお花:診療室に飾らせていただいています。いつもありがとうございます~

 

前歯を抜いた後、

インプラントは怖いし、高いし、トラブルも多いみたいだからイヤだなあ・・

ブリッジは両隣の歯を削りたくないしなあ・・

でも、入れ歯も見た目悪いとイヤだし・・・

 

と、お悩みの方、

良い入れ歯があります。

金属のバネがない入れ歯です。

 

保険外診療になりますから、費用は10万~最大で20万(税別)かかりますが、

歯を削ることも、骨に穴あけたりもないです。

意外に目立たないです!

どうぞ、お気軽に本物を見にいらして下さい!