投稿日:2013年7月29日|カテゴリ:セミナー・研究会, 歯科・診療

歯周病で歯がグラグラしてきて、噛めないんです。

で、歯医者に行ったら、抜くしかない・・・って。

抜いた後は、入れ歯かインプラント・・・って。

でも、どっちもイヤなんです・・・。どうにかなりませんか?

 

そんな患者さんがいらっしゃることがあります。

 

残念ながら、ほんっとに重度の歯周病の場合、抜かざるをえない場合もあります。

 

もう指でちょっと引っ張ったら抜けちゃいそうな歯。

舌で強く押したらとれちゃいそうな歯。

コレは抜くしかないです。

~最近は入れ歯もどんどん進化して、「金属のバネのないもの」「やわらかいもの」など患者様のニースに合わせて選んでいただけます。これは、クリアクラスプといって、金属のバネではなくやわらかい透明のバネを使用した入れ歯。審美性を気にする方にお勧めです~

 

 

でも、歯周病でグラグラしていても、まだ助けられることもあります。

そのための入れ歯が「ペリオデンチャー」

「歯のない入れ歯」です。

~ペリオデンチャーの見本:ごらんになりたい方はお気軽にスタッフまで。触ってみて下さい~

 

普通、入れ歯っていうと、歯がない人がいれるもの。

何それ?って感じですよね。

 

ペリオデンチャーは、歯があるところに入れ歯やインプラントにならないために入れる

歯周病治療用の入れ歯です。

九州歯科大名誉教授の横田誠先生が開発されたものです。

 

ウェストデンタルクリニックでも「なるべく抜きたくない」患者様に好評なんです。

~入れることで歯のグラグラが少なくなるだけでなく、噛む力もアップします~

 

今日は、その開発者である横田先生の歯周病セミナーに参加してきました!

 

何故インプラントがこんなに流行するのでしょう。

それは歯科医師が歯を残せないからではないのでしょうか。

歯は年をとっても抜けるわけではありません」

 

横田先生のこのお言葉に、グサグサこない歯医者はいないはず!!

~歯周病の方のレントゲン写真:自覚症状はないんだけど・・・。黒線が本来あるべき骨のラインですが、この写真の方の骨は赤い線のところ。歯周病で骨がなくなってしまっています~

 

 

 

抜いてインプラントにした方が儲かるから、最近の歯医者はすぐ抜く」みたいな報道をマスコミにされてしまうのももっともなことかも・・。

 

色んな考えの先生がいらっしゃいますが、私もなるべく抜かずに、残したい派なので、

横田先生の講義はすごくためになり、共感しました。

「抜かない治療」をもっともっと実践するため、スタッフ一同精進します!!