投稿日:2012年3月19日|カテゴリ:カルチャー(読書・アート・ライブ・舞台etc)

10年以上可愛がってるスパティフイラムが今年も開花!

春だねえ。

(開花期は不定期で春とは限らないらしいけど)

まだまだ寒い日も多いけれど・・。

 

さて、2月に読んだ本、アップするの忘れてたので、もう3月も半ばで今更だけどアップします!

 

2月はノンフイクションが多かったんだけど、1番面白かったのは「ただマイヨ・ジョーヌのためだけでなく/ランス・アームストロング」

 

日本ではなじみ薄いけど、自転車レースの一流選手です。

でも、25歳で睾丸癌になって、更に脳にも転移してて、生存率20%以下の中、闘病生活を経て復帰して、ツール・ド・フランスで優勝しちゃうのです。

(睾丸癌なんてあるの知らなかった・・・)

 

そして、睾丸癌の手術前ギリギリに精子バンクに保存してた精子で、復帰後、体外受精で赤ちゃんにも恵まれます。

 

正直、私は癌などの「闘病記録」の類も、アスリートの自伝もあんまり好きじゃない。

アスリートの自伝って、「結局自慢?」みたいなのか、明らかにゴーストライターが書いたのねって感じの本が多いし、まあタレント本の1種と思って読めばいいんだろうけど、その選手のファンでもない限り、買ってまで読もうとは思わない。

でも、これは、面白かったです。

全然かっこつけてなくって、まるで親しい友達に話すかのように、自分のダメダメなとことか、弱いとことか、気持ちの動きとかも正直に書いてある本です。

 

自転車は好きだけど、レースには今まで全く興味なかったし、ランス・アームストロングって選手のことも全く知らなかったんだけど、コレ読んですごく好きになっちゃいました。

 

 

「精神病棟40年/時東 一郎」は、22歳からずーっと40年以上今も精神病院に入院している人の手記。

人生のほとんどを精神病院の中で過ごしてるってわけで、当然セックスも知らないし、親が死んでも知らせてもらえない・・。

 

精神科のお医者さんが書いた本はこれまでいっぱい読んだけど、患者さんの手記って初めて。

 

「僕はしゃべるためにここへ来た/笠井 信輔」はアナウンサーの笠井さんによる震災報道の裏側を書いた手記。

テレビでは言えなかったこともいっぱい書いてあって、また、報道陣としての葛藤なんかも書かれていて興味深かったです。

上野正彦先生の「監察医が触れた暖かい死体と冷たい死体」は、腹上死の話なんかもいっぱいあって、監察医ならではのエピソードがいっぱいでした。

 

 

 

小説では、「チェーン・ポイズン/本田 孝好」が面白かった~。

 「しあわせのパン/三島 有紀子」は、原田知世さんと大泉 洋さんで映画化されています。

矢野顕子さんと忌野様の主題歌がめっちゃ好きです!!

「完全なる首長竜の日/乾 緑郎」は、植物状態になった患者さんとコミュニケーションがとれる機械がある世界のお話。

 

そうそう、あの後またまたホワイトデー色々いただいたのでご紹介!うさ友さんからいただいたうさグッズに感激!