「なんだか喉のあたりが変で、痒くて舌にも違和感があったんですよ~。今日はもうなんともないいんですけど、2週間ぐらい前にもあって~」
 

・・という患者さんが初診でいらっしゃったことがあります。
 

診ても、喉もお口の中も異常はみられない。虫歯もないし、むしろキレイなお口の中。
 

こういう時、食物アレルギーの可能性も考えられます。
食物アレルギーと言うと、卵、お蕎麦、甲殻類なんかを思い出す方が多いと思うけど、野菜や果物にアレルギーのある方も意外に多いみたい。
症状としては、何か特定の食べ物を食べることによって、皮膚にじんましんが出たり、口の中がイガイガしたり痒くなったり、腹痛や下痢を起こしたり、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起して命の危険がある場合も・・。
 


~苦手な食べ物はいっぱいあるけど、アレルギーは何もない!!と思っていた私・・。
むしろお腹は丈夫で東南アジアの屋台で買い食いしても、みんなはお腹痛くなっても私だけは平気!!と自負してた。
でも、パイナップル食べると、必ずお腹痛くなるなあ・・味は好きなんだけど・・もしかしてアレルギーかな?~
 

私は、小さい頃は卵アレルギーがあって、母が卵を食べるとそのおっぱいを飲んだだけで発疹が出たそう・・・。

小学生以降はそんなこともなく、むしろ卵は大好きなんだけど。
 

こういう食べてすぐ症状が出る(即時型アレルギーで、IgEという抗体が関わっています)食品だと、アレルギーのある方は自覚していて、その食品は食べないようにしている方が殆どだと思います。
 

でも、食品アレルギーには、すぐに症状が出るわけではないけれど、体調不良の原因になる潜在的な食物アレルギー(遅発型アレルギー、IgGやIgAという抗体が関与)というのもあるそう。

自分のカラダのこと、どんな食べ物に潜在的なアレルギーがあるのかちゃんと知っておきたい!と思い、今回私も検査を受けてみました。
 

向かった先は、三番町ごきげんクリニック。
私が所属する日本抗加齢医学会でも、よく講師をなさっている澤登 雅一先生のクリニック。
 

~澤登先生は、アンチエイジングだけでなく、癌に対するビタミンCの点滴療法でも有名。
癌の進行抑制や、抗がん剤、放射線治療の副作用の軽減などの第一人者です。~
 

検査のための採血を先月していただいて、今日はその結果をうかがいに雨の中行って来ました。
約100種類の食べ物に対する検査結果がでました。
 

やってびっくり!!もう治ったと思ってた卵アレルギー、しっかりあるし・・・。
大好きな牛乳やヨーグルト、チーズ等の乳製品も・・。
食わず嫌いでまず食べないアワビ、カキも。(今後も食べない理由ができてむしろ嬉しい?)
製パン用のイーストも高い反応・・。
 

乳製品とかパンとか、あ~なんだか、日本古来の食べ物じゃない外国から入ってきたような食品には弱いってことなんだなあ・・・。

やっぱり和食ってことね・。
好きだし、自覚症状としてはすぐには出ないけど、カラダは受け付けてない食べ物ってあるんだなあ・・。
検査して、知ることができて本当によかった。
 

しばらくは、潜在的アレルギーのある食べ物はなるべく避けて、体調の変化を見てみます。
 

~三番町ごきげんクリニックの看護師さん:岩田佳織さんと村上さん:お二人ともとてもフレンドリーで、博学。いっぱい色んな事教えていただいています。
頼りになる看護師さんです。
更に、ついでに、今回遺伝子検査も受けてみた。遺伝子情報から、自分のリスクを知ることができたら予防にもつながるし。検査結果はまた報告します~
 

さて、検査の後は、新宿のコニカミノルタプラザへ假屋崎省吾展に行って来ました。
 

流木や枯れ木をお花と一緒にいけてあったり、めちゃくちゃカッコイイ!!
ため息がでる程美しい~。
着物やブーケも、素敵でした。
 

今日は、假屋崎省吾さん、ご本人も来場されていて、すごく気さくに声をかけて下さいます。

テレビで見るより100倍かっこいい。

「雨の中ありがとうねー」なんて言って下さって、購入した写真集にサインもしていただきました!感動!
 

~10月7日まで、新宿のコニカミノルタプラザで。入場無料で、こんな美しい物が見れるなんて嬉しすぎる~