投稿日:2014年2月2日|カテゴリ:ブログ, 歯科・診療

「歯磨き粉は使わない方がいいって、前に通っていた歯医者さんで言われたんです」

 

そんな声を患者さんから聞くことがあります。

 

 

まあ、実際歯磨きの1番の目的はプラーク(=歯垢)を落とすこと!!なので、歯磨き粉なくても汚れさえしっかり落ちていればいいんです。

 

じゃあ、何故歯磨き粉使うのか?

・・・・って言うと、プラークをとるだけじゃあなくって、口臭予防・ステイン(着色)の除去、虫歯や歯周病の予防なんかの効能が期待できるから。

 

 

~虫歯予防におススメ:BMDウォーターゲル:虫歯予防先進国スウェーデンで活用されている「イエテボリ法」に適した歯磨き粉:もちろん発泡剤無配合です~

 

 

 

歯磨き粉に含まれるフッ素には、虫歯予防効果があるし、歯肉の活性化をはかって歯周病を予防する成分が含まれている製品も沢山あります。

 

だったら、何故「使わない方がいい」という歯科医がいるのか?って言うと、

多分、きっと「発泡剤(=ラウリル硫酸ナトリウム)の害を心配して・・じゃないかなあ・・と思います。

~イエテボリ法についての詳しいパンフレット差し上げています!~

 

 

 

ラウリル硫酸ナトリウムというのは、界面活性剤の1種。

 

歯磨き粉だけでなく、洗剤やシャンプーなんかにも含まれています。

以前、発癌性を指摘され、健康に気を遣う方では「ラウリル硫酸ナトリウム」を含む製品は一切使わない、という方もいるようです。

厚生労働省は害はない、としています。)

ジェルコートF:こちらも発泡剤・研磨剤無配合。フッ素コートで歯を強くする虫歯予防歯磨き~

 

 

 

発癌性に関しては、町医者の私にはあるのかないのか正直わからないけれど、

「汚れをきちんと落とす」という歯磨きの原点にかえると、

発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は無配合の歯磨き粉の方がいいなあ・・・と思います。

 

~ウェストデンタルクリニックでリピート率No1.のケアポリス:¥1680と高価なのにもかかわらず1番売れています。

発泡剤・研磨剤・防腐剤・界面活性剤不使用。高濃度プロポリス配合。歯周病が気になる方に~

 

 

 

発泡剤が入っていると、泡がたってなんとなくスッキリした感じはするので、キレイになった気はするのですが、お口の中が泡泡しちゃって、長時間磨くことができなくなります。

普通のハブラシで隅々までプラークを落とそうと思ったら、私たちプロでも5分以上かかる!!

でも、泡がいっぱいだととても5分も磨けない・・・。

 

 

なので、自分ではキレイに磨いたつもりなのに、全然磨けてない→「毎日歯磨きしてるのに、虫歯!!」

という結果になりかねないのです。

~こちらも歯周病予防歯磨き粉:歯周組織の回復を助け歯肉を活性化します。リペリオ:発泡剤無配合。¥1200(税抜)~

 

 

更に、発泡剤は、口腔粘膜を保護するムチンを破壊してしまう作用もあるので、

特にドライマウス(口腔乾燥症)の症状のある方は、ご使用を控えた方がいいと思います。

 

発泡剤無配合の歯磨き粉、今は色々出ています。

目的にあった歯磨き粉で、発泡剤の害は避けながら、歯磨き粉の有効成分は活用する!のが賢い選択だと思います。

 

~白い歯をキープしたい方へ;ステイン(着色)除去用のホームクリーニング剤:クリーニングジェル¥1500(税抜):タバコやコーヒーの着色が気になる方への週1~2回のスペシャルケア用です。発泡剤無配合です~